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2019年、第58回ビエンナーレ

第58回 ヴェネツィア ビエンナーレ

Baratta

タイトル「MAY YOU LIVE IN INTERESTING TIMES」

数奇な時代を生きる?

期間 5月11日-11月24日

今年ビエンナーレは20周年を迎える。

世界状況はいつにも増して厳しいと言っていい。

こんな中で、ビエンナーレ、また芸術そのものの意味を問わずにはいられないという、ビエンナーレディレクター、バラッタ氏の意見は興味深い。

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私たちの生きている現在が、タイトルが唄うように数奇な危うい時代であることは言うまでもない。特に今、世界の抱えている最も大きな問題は、闘争と環境変化に関する移民問題と一般的な思考の極端な簡素化だとビエンナーレ長、パオロ・バラッタ氏は断言する。

この危機の前で芸術は何をすることができるかと問う。

もちろん、芸術は政治ではない。世界に直接政治的に介入して現存を変えることはできない。

しかしツイッターや、ウエッブ界を支配するフェイクニュースや、簡素化単一思想の普及、批判能力の一般的な衰退があまりにも長く続いて、今現在過去にない社会変化が進行している中、単一思考、オーダーメードではない別の視点の存在を提示し、視野を広げることのできる空間を提供できれば、芸術はその意味を果たすことができる言う。

Ralph Rugoff氏が今回ビエンナーレのキュレーターとして選ばれた理由の一つはこの見解の共有性がある。

一方ではこのグロバリゼーションの時代に、国ごとに分けられたビエンナーレ会場自体が、もう時代遅れだと言うような批判もある中で、今年実際20周年を記念するビエンナーレは、一種の「道場」に変化することができるとRalph Rugoffh氏は言う。ここでは訪れた観客は参加者に変化する。今回のビエンナーレにははっきりしたテーマがない。それぞれ、正反対だったり、一緒になることができないようなテーマが共存し、同時にいくつもの解釈が可能であるような作品が展示されるだろう。好奇心にあふれ、知性に満ちたアーチスト達は、既成の観念を打ち破り、カテゴリーを排除し、確実だと受け入れられてきた主体を否定するだろうという。このマグマの中で参加者は「数奇な危うい時代に生きる」道を探索することができるかもしれない。

参加国

90カ国からの参加。今回、アルジェリア、ガーナ、マダカスカル、パキスタンは初回参加、ドミニカ共和国,カザキスタン共和国は今回初めて、それぞれのパビリオンを持っての参加。

コラテラルイヴェント

Forte Marghera

Ludovica Carbottaによるスペシャルイヴェント。

Arsenale sala delle armi

Marysia Lewandowska によるスペシャルイヴェント

ロンドンヴィットリアアルベルト美術館の協力